栃木県小山市の蛸屋おかしパラダイスでお菓子食べ放題を楽しむ

栃木県小山市の蛸屋おかしパラダイスでお菓子食べ放題を楽しむ

平日の午前。
夫と珍しく休みが合った。
「せっかくだし、どこか行こうか」と言いながら、
ふと思い出したのが——蛸屋おかしパラダイス。

名前からして楽しげで、気になっていた場所。
せっかくなので、行ってみることにした。


http://tacoya.co.jp/okashi-paradise

ケーキスタンドに夢をのせて

お店に着くと、ショーケースの中に並ぶ色とりどりのお菓子。
どれも小ぶりで可愛く、どこから手をつけようか迷ってしまう。
1時間の食べ放題。
平日だったこともあり、予約なしでスムーズに入れた。

席にはケーキスタンドのような台があり、
自分の好きなお菓子を取ってきて並べるスタイル。
これが想像以上に楽しい。
ケーキスタンドを前にすると、
なぜか少しテンションが上がってしまう。

お菓子はどれも上品な甘さで、
小さめサイズだから、つい次々手が伸びる。
ふんわりとしたカステラ、しっとりした焼き菓子、
そしてもちろん、蛸屋名物の「みかもの月」。
気づけばスタンドがぎっしり埋まっていた。

モンブランで満腹、でも幸せ

+200円で食べられるというモンブランは、
夫が「せっかくだし」と注文。
テーブルに運ばれてきた瞬間、思わず笑ってしまった。
想像以上のサイズ感。
大きなモンブランが目の前にどーん。

夫は「これだけでお腹いっぱい」と言いながら、
ゆっくり味わっていた。
私はというと、モンブランが苦手なので遠慮して、
そのぶん他の焼き菓子を堪能。
結果、しっかり1800円分以上食べて、
「元は取れたな」と満足顔。

工場見学しながら甘い時間

今回座った席は、ガラス越しに工場が見える場所。
お菓子がひとつひとつ丁寧に作られていく様子を眺めながら、
口の中ではそのお菓子を味わう。
ちょっと不思議で、贅沢な時間。

職人さんの手の動きは無駄がなく、
流れるように美しい。
「食べる」という行為の裏側にある“つくる人の時間”を
間近で感じられるのが良かった。
一時間なんて、あっという間だった。

詰め放題の醍醐味

食べ放題のあとは、お待ちかねの「みかもの月」詰め放題。
小袋500円・大袋1200円。
どうせならと大袋を選び、挑戦開始。

1個220円のみかもの月を、
どれだけ詰められるか。
結果——12個。
思わずガッツポーズ。

息子はみかもの月が大好きなので、
おみやげにたっぷり。
家に帰ってテーブルに並べたら、
「すごい!お母さん天才!」と笑ってくれた。
この一言で、すべて報われた気がした。

甘い時間がくれる「余白」

食べ放題なんて、何年ぶりだろう。
若いころはもっと勢いで食べられたけれど、
今はゆっくり味わう時間のほうが楽しい。

甘いものを口に入れながら、
ふと夫と他愛もない話をする。
お互いの仕事のこと、子どもの話、
そして「次はどこ行く?」なんて未来の話。

忙しい毎日の中で、
こうして時間を共有できることが、
なによりのご褒美だった。

栃木・小山市の蛸屋おかしパラダイス。
甘いものが好きな人には、たまらない場所。
次は食べ放題ではなく、
お店をゆっくり巡ってみようと思う。

今日も小さな養生を。

Wrote this article この記事を書いた人

ミカ

手帳と暮らすミカです。 薬剤師・和漢薬膳師として、心と体の「めぐり」を見つめながら暮らしています。 40代を迎え、心や体の声に耳を澄ます日々。 手帳を開く時間は、私にとって小さな養生であり、静かな儀式です。 ここでは、ほぼ日手帳に綴る日々の出来事や心の揺れを通して、 「人間らしく生きる」ためのヒントを探しています。

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